子育ての最初の数年で起こることを全部英語にしてみた。

 

前回の「妊娠・出産編」に続いて、日本人向けの英語教材では見ることの少ない子育てに関する英語の表現をどんどん紹介していきたいと思います!

今回は「最初の数年編」ということで、主に赤ちゃん・幼児時代によく使う表現です。

授乳に関する言葉

生まれてすぐに始まるのが「授乳」

I have to feed the baby.(赤ちゃんに授乳しないと)
という言い方もできますが、これだけだと離乳食や食べ物をあげる意味にもなるので、

Nurse the baby. で「赤ちゃんに母乳をあげる」になります。
I’m breastfeeding. という言い方も「母乳をあげている」という意味です。

たとえばお酒をすすめられて断る際に
Oh I can’t. I’m breastfeeding. (飲めないんです、授乳中なので。)
と言うことができます。

また赤ちゃん本人を主語にした場合でも、
He’s been nursing a lot today.(今日はたくさんおっぱい飲んでる)
という風に Nurse とか Breastfeed を使います。


「母乳」
Breast milk と言います。

またミルクの赤ちゃんなら give baby a bottle または give baby formula
※哺乳瓶のことは単に「bottle」、粉ミルクは「formula」と呼びます。

赤ちゃんが主語なら
She usually takes a bottle right after she wakes up.
(この子は起きた後すぐにミルクを飲むことが多いです。)
などと言います。

混合で育ている 場合は  I supplement with formula.
と「補足・補充する」という意味の supplement を使います。

母乳で育っている赤ちゃんを Breastfed baby
ミルクで育っている赤ちゃんを Formula-fed / bottle-fed baby
と呼んだりもします。

「搾乳する」は  Pump (breast milk) と言い、
搾乳機 は  Breast milk pump です。

I just bought a breast milk pump to prepare for going back to work.
(職場復帰に向けて搾乳機を買ったんだ。)
I tried pumping but it didn’t work.
(搾乳やってみたけどうまくいかなかった。)

といった話をよく聞きます。

 

「離乳」「断乳」「乳離れ」

「離乳」にあたるのは Wean という言葉です。
My 2-year-old is not weaned yet.
(うちの2歳児はまだ乳離れしてないの)
I’m planning on weaning him during my husband’s summer break.
(旦那の夏休み中に断乳しようと思ってるんだ)

最近はやり(?)の「卒乳」というやつ(本人がやめるまで与える)は
Self-wean と言って、「自分で自分を離乳させる」というニュアンスです。

I have decided to let my daughter self-wean.
(娘は卒乳させることに決めた)

 

おむつに関する言葉

次に、生まれて最初の数年といえば「おむつ」ですね!

今年に入ってやっと2人目がおむつがはずれましたが、3人目はやっと1歳でおむつ真っ最中。今まで夫婦で一体何枚のおむつを替えてきたんでしょうか・・。(遠い目)

「おむつ」は  Diaper といいます。

真ん中に a が入っていますがこれは完全に無視して「ダイパー」と発音します。イギリスでは Nappy と呼ぶみたいですね。

「おむつを替える」なら Change his (her) diaper

「おむつかぶれ」 なら   Diaper rash

「紙おむつ」 が Disposable diaper

「布おむつ」が  Cloth diaper 

「おしりふき」 は  Wipe(s)  や  Baby wipes と呼びます。

「おむつが取れる(はずれる)」は He (She) is potty-trained. と言います。※Potty とはトイレの幼児語で、おまるのことを指す時もあります。

 

ちなみにここからちょっと汚い話しをしたいのでお食事中の方や敏感な方はこの段落を飛ばしてもらいたいのですが、おむつ関係でおもしろい言葉で、Blow-out というのがあります。
これは「おむつからウンチがもれる」現象のことを言います。(ほんと汚い話ですみません。。。)

Oh no! It’s a blow-out!
(ゲー!うんちもれてるー!) という感じで使います。

これは一度通じなかったことがあったので、もしかしたら専門用語(?)なのかもしれません。
そしておしっこが漏れるのは His (Her) diaper leaked. と言います。

離乳食

うちは3人とも6カ月頃から「離乳食」を始めました。

英語では Solid foods または略して Solids  という言い方をします。
Solid = 「固い」=「固形物」を複数形にしたものです。

Have you started solids on her (him)?
(離乳食もう始めてますか?)
Does he eat a lot of solid foods?
(離乳食いっぱい食べてますか?)

日本では離乳食を手作りする人も多いですが、アメリカのお母さんたちは手作り派はどちらかというと少数派な気がします。大体 Rice cereal と呼ばれる、粉末状のおかゆの素みたいのから始めることが多いですが、野菜や果物、お肉などをペースト状にしたものが瓶詰で売っていて、それらを組み合わせて食べさせたりするみたいです。最近はナチュラル志向・健康志向の人も増えてきて手作り派も増えているみたいですけどね。
 

 体の発達

ではここから体の発達に関する表現を時系列で見ていきたいと思います。

「寝返り」

Roll over  で「寝返りをうつ」になります。

Look! He just rolled over!(見て!今寝返りうったよ!)

ちなみに赤ちゃんじゃない子どもや大人が「寝返りをうつ」ことは普通は Toss and turn といって違う表現を使います。

 

「首据わり」


(寝返りとどっちが先だったっけ・・?3人育てたのに覚えてない!)

これには一つの言葉というよりは、いくつかの表現の仕方があります。
She can hold her head up.
(頭を持ち上げてキープできる=首が据わっている)
He has a good head control now.
(頭をよくコントロールできるようになっている=首が据わっている)

 

「お座り」

これは Sit up とか Sit independently と言います。

You can sit up now!
(お座りできるようになったね~!)
Can she sit independently?  や Can he sit by himself without being supported?
(支えなしで一人で座れますか?)


「ハイハイ」

たまにハイハイをすっ飛ばしてすぐ歩いちゃう子もいるらしいですね。

Crawl という動詞が「ハイハイする」という意味です。
He’s getting pretty good at crawling!
(ハイハイ上手になってきたね!)

赤ちゃん以外の人が主語になった場合は、「這いつくばる」という訳し方になります。

「ずり這い」

これは My baby drags himself along the floor. と「自分をひきずる」という表現を使ったりします。

ほふく前進のように腕だけで進むずり這いのことを
Commando crawl とか Belly crawl と言ったりもします。

前者はシュワちゃんがほふく前進する映画₍?₎「コマンドー」から来てますね!
後者は Belly が「お腹」という意味です。

 

「つかまり立ち」

これは He pulls himself up. という言い方が多いです。
引っ張って自分を立たせる、というニュアンスですね。

 


「伝い歩き」 

Cruising と言います。

Look at him cruising! I bet he’s going to walk soon.
(見て、伝い歩きしてる!これはもうじき歩き出すね)

などと言ったりします。

「歩く」

そしてついに「歩く」これは普通に Walk です。

 

これで大体1歳前後までカバーできたでしょうか!
それにしても最初の1年で赤ちゃんはすごい変化をとげますね。変化が速すぎて親もついていけません。

脳や心の発達

さらにここからは、脳や心の発達に関する表現を紹介していきます。

「人見知り」 

成長してからの性格的な「人見知り」には日本語のように一つの言葉はなく、いくつかの表現を使います。
She’s shy at first.
(彼女は最初はシャイなんです)
He takes a while to warm up to people.
(彼は人に慣れるのに時間かかるんだよ)
I don’t open up to people very easily
(私は人とそう簡単に打ち解けないんです)

 

などと言うと「人見知り」のニュアンスが伝わると思います。

一方赤ちゃんの人見知りは、性格的なものというよりは脳の発達によって知ってる人と知らない人の区別がついてきた、ということなので、Stranger anxiety とか Fear of strangers とか
「知らない人への不安・恐れ」という言い方をします。

でも普通の会話では She’s real shy. などと言うのが一般的です。

 

「後追い」

お母さんたちをなかなか困らせるこの現象。
これには Separation anxiety という言葉があります。直訳すると「離別不安」でしょうか。いつも頼りにしてる人と離れるのが不安になってしまうということですね。

He has severe separation anxiety.
(この子は後追いが激しい)

とも言えますが、かなり堅苦しい言い方になります。
そこで普通の会話では Clingy という言葉がよく使われます。
Cling というのが「しがみつく」という動詞です。

My baby’s been so clingy! I can’t even go to the bathroom with the door closed.
(最近うちの子後追いが激しくて、ドア閉めてトイレもできないの!)

などと言います。

ただ Clingy は単に「お母さんなどにしがみつきがち=離れたがらない」という行動を表現する言葉なので、もうちょっと大きくなってからも性格的になかなか離れたがらない子や、体調が悪くてお母さんにべったりになるなどの時にも使われる言葉です。

離れたがらない理由が、赤ちゃん時代特有の「見えないものは無くなってしまったものだと思ってしまう」ことからくるものだと限定したい場合には、
He’s been clingy because of separation anxiety. などと言うことができます。

でも大体の人は子供の年齢を見れば成長段階なのか性格なのか分かるのでわざわざ言わなくても伝わることがほとんどです。

 

「かんしゃく」

うちの1人目は、1歳から2歳にかけてひどいかんしゃくを起こしていました。一旦取り乱し始めると、走り回って地面に頭を打ち付けたりして、話しかけたりさわろうとしようもんならのけぞって体を地面に叩きつけるなど手がつけられませんでした。よく「かんしゃくを起こし始めたらぎゅっと抱きしめて落ち着けましょう」などと育児書やサイトに書いてあったりしますが、「そんなことしたらもっとひどくなるよー!」という感じでした。

当時は何がきっかけでそうなるかが分からずかんしゃくにおびえる日々でしたが、2歳半ぐらいから段々と少なくなって、3歳になった頃にはすっかりなくなりました。乳幼児期のひどいかんしゃくで悩んでる方、「いつかは終わる」と自分に言い聞かせてなんとかやり過ごしましょう!

さて「かんしゃくを起こす」は英語では

Throw / Have a fit または
Throw / Have a (temper) tantrum

Throw (投げる)という動詞を使うのはおもしろいですね。

My two-year-old threw a fit at the store the other day. I was so embarrassed.
(うちの2歳児がこの間お店でかんしゃく起こしてすごい恥ずかしかった。)
He’s having a temper tantrum because he didn’t get to go to the park.
(公園に行けなかったからかんしゃく起こしてるの)

 

といった使い方をします。

Fit というのは Fit of rage などという表現もあり、

「怒りなどで取り乱す」というような意味で、大人にも使う表現です。
Temper も、 He has a bad temper と言うと
「すごく怒りやすい」というような意味で大人にも使います。
Tantrum だけは
「子どもの起こすかんしゃく」というニュアンスがあり、大人に使った場合はちょっとバカにしてる可能性が高いです。

 

「好き嫌いが多い」

「せっかく離乳食作ったのに全然食べてくれない・・。結局赤ちゃんせんべいとみかんばっかり食べてる。」なんていうのもよくある話かと思います。

食べ物の好き嫌いが多いことは She’s a picky eater. と言います。
Pick が「選ぶ」という意味なので、好きなものだけ選んで食べる、というニュアンスです。

Picky だけだと「こだわりが強い」という意味にもなり、
He is really picky when it comes to his shoes.
(靴のことになるとすごいこだわる)

という感じで、赤ちゃんに限らず誰に関しても使います。

 

「夜泣き」

そして、多くの親が悩まされる「夜泣き」
特に原因が見当たらないのに子どもが起きて泣く現象は、脳の発達とも大きく関係しているとも言われていますね。

英語では Night wakings と言ったりします。
つまり「夜に起きること」なので、必ずしも「泣く」という意味は含まれていません。

I don’t know what’s causing our son’s night wakings.
(息子の夜泣きの、または夜何度も起きる原因が分からないんです。)
Night wakings should eventually cease as your baby grows.
(赤ちゃんが成長するにしたがって夜泣きは徐々になくなるはずです)

という風に使います。

Night wakings を使わないで表現することもできます。
She wakes up to feed a couple times a night.
(夜中に何度か起きて授乳します)
My 3-year-old son still wakes up and cries at night pretty frequently.
(うちの3歳の息子はまだけっこう頻繁に夜中泣いて起きるよ)

普通の会話ではこういう言い方の方が多いかもしれません。

 


けっこうボリューミーな内容になってしまいましたが、
乳幼児期関連で「〇〇は何て言うの?」というのがあればどんどんコメントで教えてください!

 

ではでは今日はこのへんで!

 

 

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