日本語にも「炎上」「バズる」「釣り」などのネット語がありますが、今日は英語のネット・スラングを紹介したいと思います。
私はSNSもそんなに利用してない普通の人なのでネット用語はそんなに詳しくないんですが、今日紹介するものは普通の人でも知ってるぐらいよく使われてるもの、と思ってもらえたらいいと思います。
※発音音声アップしました!
目次
「バズる」にあたる言葉で、SNSを通して爆発的に拡散されることです。
Viral は Virus(ウイルス)の形容詞形「ウイルス性の」という意味の言葉で、ウイルス性の病気のようにあっという間に広がるというイメージです。
英語には、たくさん批判が集まったりコメント上でケンカ状態になったりするという意味の「炎上」や「祭り」にあたる言葉はありません。良い意味でも悪い意味でも話題になる事を Go viral と言います。
(俺の投稿がバズって、テレビ番組にインタビューされたんだ!)
Break the internet
何かが Go viral(バズった)末に、
アクセスが集中しすぎてサーバーがダウンするほどの状態になることを
Break the Internet と言います。「インターネットを壊した」が直訳ですね。
一般人ではここまでになることは珍しく、有名人の投稿した写真などであることが多いです。
(キム・カルダシアンがサーバーダウンさせたの覚えてる?)
Troll
元の意味は伝説上の怪物ですが、
SNS上で意味もなく意地悪なコメントを残す人のことです。
日本語では「荒らし」と言ったりするみたいですね。匿名性の高いネット上でここぞとばかりに日頃のうっぷんを晴らしてる人のことです。
(この人あたしのインスタですごい失礼なこと言ってくる!)
(知ってる人なの?)
(知らない人だよ!)
(荒らしだから無視した方がいいよ。)
動詞としても使います。
(うわーツイッターですごい悪口いってくる人がいる)
(ほんと嫌だよね。あたしも先週知らない人がブスとか言ってきたよ。)
Cyber-bully
SNS上でのいじめのことです。自殺者が出たりしてアメリカでも社会問題になっています。
(娘には25歳になるぐらいまでSNSのアカウント持たせない。ネットいじめの犠牲になってほしくないもん。)
※「25歳になるまで」というのは、本気で言ってるわけではなくアメリカ人がよくする大げさな話し方です。I read that book like 300 times.(その本もう300回ぐらい読んだ)などと言って「何度も読んだ」というのを大げさに言ったりします。
Click-bait
日本語の「釣り画像」や「釣りタイトル」にあたるもので、ものすごく興味をそそられる画像やタイトルにひかれてリンクをクリックしてみると、実際の内容は全然違う、というやつです。引っかかってしまうと本当にイラっとしますよね。
Click は「クリック」、Bait が「釣りの餌」のことです。
(見てこの写真!)
(釣り写真でしょ。)
(あーやっぱ釣りだ!写真と全然関係ない。超ムカつく。)
Selfie
「自撮り」のことですが、厳密には自撮りした写真のことを指す名詞なので、以下のように使います。
(お前のインスタって自撮りばっかりじゃん)
(まあ言わせてもらえばお前のもほぼ同じだけどな)
(ねえこのランボルギーニの前で自撮り撮ろうよ!)
(やだよ!持ち主が戻ってきたらどうすんの?)
Meme
これは、誰かがインターネット上に載せた写真が、おもしろおかしく加工されてネット上に再掲載される物のことを言います。本人の全然知らないところで Meme がたくさん生産されて拡散されていくこともあります。
(このミーム見たことある?超面白いよ)
(それあたしの高校の数学の先生なんだけど!)
(マジで?すげーな!)
Acronyms 頭文字の略語
ここからはネットでよく使われる頭文字の略語を紹介していきます。もっともっとたくさんあると思いますが、普通の主婦でも知ってるぐらいよく使われるものだけ厳選してます。
LOL、 ROFL、LMAO
この3つは全部「笑」に当たる略語です。それぞれ Laugh Out Loud(声に出して笑う)、Rolling On the Floor Laughing(床に転がりまわって笑ってる)、Laughing My As* Off(大笑いしている)の略です。
LMAO というのは、「おしりが取れちゃうぐらい笑う」が直訳となり、「大笑いする」のスラングです。Ass というのは「おしり」を表すとても下品な言葉で、日常会話では使う人も多いですが、テレビ放送では放送禁止用語になっている言葉の一つです。
TBH
To Be Honest の略で「正直言うと」という意味です。
IMO、IMHO
In My Opinion、In My Humble Opinion の略で、どちらも「私の意見では」という意味です。
IDK
I Don’t Know の略です。もう一つ I don’t know の略し方として、これはネット語ではなく昔から使われてるものですが I dunno. という書き方をすることもあります。
JK
Just Kidding で「冗談だけど」です。日本語では JK と言えば「女子高生」ですね。まだ使われてるのでしょうか・・?
WTF
What The Fuc* の略で、「はぁ!?」「何それ!」「なんじゃそりゃ!」といったニュアンスの表現です。What the heck の記事でも紹介してる表現ですのでそちらも読んでみてくださいね。
SMH
Shaking My Head の略で、「あきれた」という意味になります。ネット上で意味不明の発言や失礼な発言をしている人がいた時に使える略語です。
まとめ
SNS上で起こることが、現実世界で起きていることよりも重みをもっているかのようにすら感じられる今日この頃ですね。下手な広告やCMよりも遥かに影響力も持っているように思います。SNSはもはや「若者文化」では片付けられない、社会全体を動かす力になってきています。
ネット文化の進化にともなって、スラングもどんどん新しいものが生まれていくことと思います。また新しいものがあったら紹介していきます!
それでは今日はこのへんで!