英語で「●●と言えば」って何て言うんですか?

 

「●●と言えば」には2種類あると思うのですが、一つは「医者といえばこの前耳鼻科に行った時にさ、」と関連してるけど話題を変える時。もう一つは「冬と言えばコタツですよね!」と連想する時。

英語では「●●と言えば」どう言うんでしょうか?早速紹介していきます!

 

話題を変える「●●と言えば」

Speaking of ●●

●●の所には名詞、または名詞の役割をするもの(動名詞とか名詞節)が入ります。

↓ まずは名詞が入ってる例

April
They were having a big sale at the mall today so I bought a bunch of clothes.
(今日モールでセールやってたから洋服たくさん買っちゃった。)
Jenna
Nice! Speaking of sales, did you see the store on the corner selling packs of strawberries for $1 each?! 
(よかったじゃん。セールと言えばさ、そこの角の店がイチゴ1パック1ドルで売ってるの見た?!)

 

↓ 次に動名詞が入ってる例

Ann
I went for a jog today for the first time in weeks.
(今日何週間かぶりにジョギングに行ったんだ。)
Tessa
Good for you! Speaking of exercising, I signed up for the aerobics class at the gym.
(えらいじゃん!運動と言えば、私ジムのエアロビのクラスに申し込んだんだ。)

 

 

↓ そして名詞節が入ってる例

Ann
Chris has been saving up his vacation days and finally going on a 6-week-long vacation in Europe this summer. 
(クリスが有給ずっとためてて、この夏ついに6週間ヨーロッパに行くんだよ。)
April
Wow! Sounds amazing. Speaking of going on vacations, when are you going to take your winter break this year?
(え!いいね。休暇行くと言えばさ、今年はいつ冬休み取るの?)

 

Speaking of which

前後関係から何のことを言ってるか明らかな時や、特にこれという名詞が入れにくい時など、●●に入る名詞を特に言わない言い方です。「そう言えば」にあたります。

Ann
John and Tessa’s youngest turned 1 last month, right?
(ジョンとテサの一番下の子、先月1歳になったんでしょ?)
April
That’s right! Time flies, huh? Speaking of which, I don’t think I got her a present.
(そうだった!時間が経つのは早いね。そう言えばプレゼントあげてない気がする。)

※April は Tessa の妹という設定です

 

Chris
I’m going on a business trip next week so I won’t be here Wednesday Thursday Friday.
(来週出張で水木金といないから。)
Tim
Got it. Oh, speaking of which, I’m going to spend the night over at Brad’s house tonight.
(分かった。そういえば今日は俺ブラッドの家に泊まるから。)
Chris
Oh OK.
(おー了解。)

※Chris と Tim はハウスシェアしている設定

 

 

That reminds me

これは「●●と言えば」というよりは「それで思い出した」という感じになりますが、Speaking of which と同じで、連想により話題を変える時のフレーズです。

John
I filled up on gas this morning.
(今朝車にガソリン入れといたよ。)
Tessa
Thanks. That reminds me, we have to get the oil changed on that car.
(ありがと。それで思い出したけど、あの車オイル交換しなきゃ。)

 

 

連想の「●●と言えば」

「冬と言えばこたつ」「ディズニーランドと言えばミッキー」というような使い方の場合、ぴったりくる短い英語のフレーズというのが思いつきませんが、

Come to(誰々の) mind 「頭に浮かぶ」
Pop in(誰々の) head「頭に浮かぶ」
Think of

などのフレーズを使って表します。

 

「歌姫といえば最初に浮かぶのは誰?」なら

Jenna
Who’s the first singer that comes to mind when you hear the word “Diva”?

 

「夏といえばまず浮かぶのは何?」なら

Chris
What’s the first thing that pops in your head when you think about summer?

 

Come to mind を使うか Pop in your head を使うか、 Think of か Think about かは自由に入れ替えて組み合わせられますよ。

 

それ以外にも、

「プーさんと言えばハチミツだけど、ティガーと言えば何?」なら Thing を使ったこんな言い方もできます。

Jenna
So Winnie the Pooh’s thing is obviously honey but what’s Tigger’s thing?

 

「子どもの虫歯と言えばチョコや飴が原因と思われがちだけど、実は遺伝的要素が大きいんだって。」なら Associated with ●● (●●と結び付けられる、関係づけられる)を使って表すことができます。

Tessa
Children’s cavities are often associated with eating candy but I heard that they are actually caused largely by genetics.

 

 

ちなみに、日本語の会話では「冬と言えばコタツだよね~」「夏と言えば海だよね!」と言って会話を始める、というパターンがあると思うのですが、英語の会話ではそういう会話の始め方はしません。

「冬と言えばコタツだよね」を直訳するとすれば

John
You know what I think of when winter comes? Kotatsu.

とか

John
Winter makes me think of warming up in Kotatsu.

になりますが、いきなりこういうことを言って会話を始めようとすると、「え?どうしたの?ポエマーなの?」と相手を戸惑わせることになるかもしれません。

「●●といえば▲▲だよね」という話をしたい時は、英語では What do you think of when you think of summer? などといった質問形式で聞いてみてください。その方がナチュラルに会話が進むと思いますよ。

 

 

 

「●●と言えば」を英語で言おうとすると、使われる状況によって何通りも言い方が出てきました!それだけ日本語の「●●と言えば」は意味の範囲が広いということです。外国語を勉強すると日本語に対する理解も深まるのも楽しみの一つですね!

 

それでは今日はこのへんで!

 

 

 

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