買い物って楽しいですよね!
私は子育て中なのでネットショッピング派ですが、値段対効果が一番高いものを求めてレビューとかを読み過ぎて、どんどん楽しくなくなっていきます。
それはいいとして、今日は買い物にまつわるこなれた英語表現を紹介しながら、日本とはまた違ったアメリカの買い物文化についても少しお話ししていきたいと思います!
目次
高い・安いの表現
安い
「値段が安い」= Cheap がまず習うやつですが、あまり良い響きではないので、
Affordable(求めやすい)
Inexpensive(高くない)
Budget-friendly(予算にフレンドリー=お財布にやさしい)
などという婉曲的な表現がよく聞かれます。
高い
次に「値段が高い」=Expensive が定番ですが、
他にもよく聞かれるものとして Pricey というのがあります。
そして直接的な表現を避けるために It’s out of my price range(私の価格帯に入らない)という婉曲表現もよく聞かれます。
お店の人におススメされたけど高くて買えない時などに、
と言うと直接的すぎるので、
と言うとこなれたスマートな感じになりますよ。
Affordable / Afford
さらに買い物関係でよく聞く言葉に Afford というのがあります。
「〇〇する余裕がある」という意味で、買い物に関して I can’t afford that. と言った場合は「それを買う金銭的な余裕がない」つまり「高くて買えない」という意味になります
「安い」という意味の Affordable は Afford と able(可能)を組み合わせているわけですね。
Rip-off
「値段が高い」に関連してタイトルにもある「ぼったくり」ですが、
Rip-off と言います。
(今ナイキの偽物の靴に75ドル払ったんだけど)
(あんたぼったくられたね)
(やっぱりか!ぼったくられた!)
こんな風に使います。
Rip-off とハイフンでつないだ形が「ぼったくり」という意味の名詞で、
Rip 誰々 off で「誰々からぼったくる」という言い方になります。
セールや割引に関する表現
「いい値段で買えた」というのを Got a good deal と言ったりします。
(この靴すごいいい値段で買えたんだ)
(モールで携帯ケースがセールになってたよ)
Good を Great や Amazing など他の「良い」という形容詞に置き換えて
(それすごいいい値段だね)
(クリスが新しいソファをすごいいい値段で買ったの)
などとも言えます。
「セールになってた」は
It was on sale.
「クリアランスセールだった」なら
It was on clearance.
「半額だった」「〇〇%引きになってた」は
It was half off.
I got this shirt for 60% off.
などと言います。
あとセールのやり方でよくあるのが、
Buy 1 Get 1 free
(1個買ったらもう1個無料)
Buy 1 Get 1 50% off
(1個かったらもう1個半額オフ)
というやつで、こういうのがお店のポップになってたりします。
返品に関する表現
アメリカでは日本よりもずっと気楽に返品ができます。とりあえず買って合わなかったら返品する、というのが買い物の仕方になってるので、お店側も返品を前提に売ってるようです。
「返品する」は Return と言って、
(購入から60日以内なら返品が可能です)
(これとこれ返品したいんですけど)
(あのお店は開封したものは返品させてくれない)
こんな風に使います。
プレゼントを買う時にも、サイズが合わなかったり気に入らなかったりしたら返品できるように、レシートをもらって同封するのも一般的です。返品しない限りは相手に値段が分からないように Gift receipt という値段の書いてないレシートを発行してもらうこともできます。
(ギフト・レシートもらえますか?)
と言えばほとんどのお店で発行してくれます。
返品した際に、現金でもらうか、カードに戻すか、そのお店だけで使えるポイント(Store credit と言います)にするか選べる、というのもよくあります。
(現金にしますか、ストアクレジットにしますか?)
(カードに返金してもらえますか)
または
(カードに返金してもらえますか?)
返品カウンターではこんなやり取りがよくあります。
まとめ買い
アメリカと言うと、コストコに代表されるような、巨大なショッピングカートに山のように買い物をしていく人々、というのも一つイメージとしてあるんじゃないかと思います。
アメリカはとにかく国土が広いので家もお店もとにかく広いというのが日本との大きな違いで、置いとくスペースがあるからまとめ買いをする、という傾向があります。でも「1か月分」と思って買っても、「あると食べちゃう」現象で結局消費量が増えちゃうんですよね!
「まとめ買い」のことを Buy in bulk
「〇〇を買いだめする」ことを Stock up on 〇〇 と言ったりします。
(すぐなくなっちゃうからいつもまとめ買いするんだ)
(セールになってる間に買いだめしておこう)
またまとめ買いすると割引になることを Bulk discount と言います。
アメリカの買い物シーズン
アメリカは1年の中で11月後半から12月に消費が爆発的に増える傾向があります。
11月の第3週には感謝祭(Thanksgiving)がありますが、それが終わると一気にクリスマス商戦が始まるからです。感謝祭が木曜日なのですが、その翌日の金曜日に1年で最大のセールをやる、というのが近年の恒例行事になっていて、多くの大型店は実施しています。最近は日本でも取り入れているところもありますが、Black Friday と呼びます。
ここ数年はさらに、その土日明けの月曜日を Cyber Monday と呼んで、オンラインのお店がセールをやる、というのが恒例になっているようです。
またクリスマスプレゼントと言えば、日本では親が子供たちに1つずつ何かプレゼントしたり、カップルで何かプレゼントしあったり、ぐらいですよね。アメリカでは親戚友人同僚すべてに何かを用意する人も多く、子どもたちは親だけでなく親戚の大人からもそれぞれもらうし、親から子ども1人に1個ずつということはなくたくさんあげることも一般的です。それに加えて職場のパーティ、家族のパーティ、こっちの親戚、あっちの親戚、こっちの友達、あっちの友達という感じでパーティもたくさんあって、そのつど一品持ち寄りだったりプレゼント交換だったり・・・。そんなことをしてるうちにけっこうなお金が飛んで行ってしまいます。
経済にとっては消費が盛んなシーズンがあることは助かるのでしょうね。その代わり日本でやるお中元やお歳暮のような習慣はなく、冠婚葬祭で何万円もお金を包むという習慣もお年玉の習慣もありません。社交にかかるお金がそれぞれの文化で違っておもしろいですね。
最後に一つ、買い物が大好きで「買い物中毒です!」っていう人を現すのに
Shopaholic と言う表現があります。
Shop が「買い物をする」という動詞で、それに「〇〇中毒の」という意味の -holic を付けた造語です。「アルコール中毒」が Alcoholic のような感じです。
(買い物中毒にならないように気を付けましょう!)
他にも買い物に関して知りたいフレーズ等があったらコメントで教えてください!
それでは今日はこのへんで!