「コーデ」といえば「コーディネート」の略ですね。
Coordinate という英語から来ていますが、「今日のコーデ」は英語でも「Today’s coordinate」でいいのでしょうか?
実は(少なくとも)アメリカ英語では、「洋服などを組み合わせる」と言う意味では「Coordinate」という言葉は使いません。「Coordinate」という英単語は、「旅のコーディネーター」というようなイメージで、色々な要素をうまいこといくように調整したり手配したりする、というような意味合いで使われることが多い言葉です。
洋服の「コーディネート」にあたる言葉は
Outfit という単語で、その時の服装全体を指す言葉です。
「服や小物をコーディネートする」という意味で、Put together an outfit と言ったりします。
「今日のコーデ」なら Today’s outfit.
SNSなどで「今日のコーデ」をあげるなら「Outfit of the day」、さらにその頭文字を取って「OOTD」というタイトルのつけ方がよく見られます。
ちなみに服装の中の何か一つだけ特にほめるなら、I love your hat! とか That’s a cool shirt! と言う風にアイテムを名指ししますが、全体的にほめたいなら That’s a cute outfit! などでOK.
他にもファッション関連のワードをいくつか紹介しちゃいます。
ブランドバッグ=Designer purse
女性の持つバッグのことをアメリカ英語では「Purse」と言います。「ブランドバッグ」は和製英語で、「Designer purse」が正解。
マストアイテム=Must have
「マスト」までは同じですね。「I must have it」を省略したような「Must have」は、一つの名詞のように使われます。たとえば「This is a must have(これはマストアイテムだよ)」という感じ。また複数形なら、「These are this summer’s must haves(この夏のマストアイテム)」と言う風に、「Have」のあとに複数の「S」をつけます。
主役アイテム=Statement piece
ファッションでいう「アイテム」はアメリカ英語では「Piece」と言うことが多く、Statement pieceというのは「A piece that makes a statement=何かを主張するアイテム」という意味合いで、「主役になるような主張の強いアイテム」になります。
一生物=Investment piece
「Investment」は「投資」と言う意味で、「投資するに値するアイテム」「値段が張っても持っておきたいアイテム」というような意味になります。なので日本語の「一生物」とはまた少し違うニュアンスかもしれませんが、かなり近い意味かなと思います。
無造作、こなれ感=Effortless
「頑張りすぎてない」「努力を感じさせない」と言う意味で、「Effortless」という言葉がよく使われます。日本語の「無造作」「こなれ感」「抜け感」といったワードに近いと思います。
ではこれらのボキャブラリーを使った例文を見ていきましょう!
(今日の服いいね!こなれた感じだけどすごいかわいい。)
(ありがと!アンのピアスもかわいい。主役って感じ。)
(ありがとう!)
(このバッグすっごい気に入ってるの。買った方がいいかな?)
(それってブランドバッグじゃないの?)
(そうだけど、一生物になるじゃん?)
(このブーツ見て。お気に入りのファッションブログの、この秋のマストアイテムに載ってたんだ。)
(かっこいいね!)
(でしょ?!)
こんな感じで使ってみてください。
それでは今日はこのへんで!