今日は、日常生活でよく使う、数字の出てくる色んな英語の表現をご紹介したいと思います。
2倍、3倍
2倍だった、3倍になった、と言うには Double と Triple を動詞として使うことが多いです。
(今年はイチゴの売り上げが3倍になったんだって。)
(今月は夫も私も在宅勤務だったから、電気代が2倍だった。)
他には、Twice as much as ●●(●●の2倍)という言い方や Three times more than●●(●●より3倍)も会話でよく使われます。
(夫の今の体重が、結婚した時の2倍になってる。)
1/2、1/3、1/4
分数の読み方は2つあって、1つは「分子を普通の数字で言ってから分母を序数で言う」というものです。たとえば4/5なら「Four Fifth」、5/9なら「Five Ninth」となります。ただ、数字が大きくなってくるとまどろっこしくなるので、もう一つの言い方として「分子 over 分母」というものがあります。たとえば 123/500 の場合「123 over 500 (One hundred and twenty three over five hundred)」となります。
今日は日常生活でよく使う分数に注目したいので、1/2, 1/3, 1/4, 3/4、 そして 1/10 と 1/100 を例文にしてみたいと思います。
1/2は会話では分数ではなく Half を使うことが多いです。
(フェスティバルに来た人の1/2は市内在住だった。)
1/3は「One third」、1/4には「Quarter」が一番よく使われ、3/4もQuarterを使って「Three quarters」という言い方をするのがもっとも一般的な言い方です。
(うちのお客様のうち大体1/3はリピーターのお客様です。)
(このレシピには1/4カップの油が必要みたい)
2カ月に1度、1年に3回など
1カ月に1回 なら Once a month
1か月に2回 なら Twice a month
というように、1回、2回には Once, Twice を使うことが多く、3回以上は、「●● times」を使って次のように言います。
1年に3回 なら Three times a year
1日10回 なら 10 times a day
このように、期間が1年・1か月・1日であれば回数のあとに a year, a month, a day をつければいいだけです。
期間に2以上の数字が入る場合は、一定の期間中に何度あったかを言いたい場合(「ここ5年間に1回」など)は「in」、定期的に起こることについて「●●ごとに」と言いたいなら(「1年に4回ペースで」など)「Every」 を差しはさみます。
(オリンピックは4年に1度開かれます。)
※1回の場合は「Once」を省いて「The Olympics is held every 4 years.」と言うことも多いです。
(この地域は過去10年間に3回浸水に見舞われました。)
この表現を使って「一生に一度」と言うこともできます。
(これは一生に一度の機会だよ!)
〇〇人に1人
「〇〇人に1人」と言うには、頻度の言い方をそのまま使って、「One in every 〇〇(普通の数)」という言い方をします。
(日本人の4人に1人は毎日電車に乗る。)
左から〇〇番目
右から〇〇番目=序数+from the right
左から〇〇番目=序数+from the left
上から〇〇番目=序数+from the top
下から〇〇番目=序数+from the bottom
(切手は上から3番目の引き出しにあるよ。)
さらに〇〇列目の、と付け加えたい場合は、
in the +序数 row
を加えます。例えば「in the third row(3列目の)」などです。
(うちの娘は前列の左から2番目です。)
※ちなみに「一番上の段」なら「Top row」、「一番下の段」なら「Bottom row」です。
〇〇円分
たとえば「〇〇円分買い物をする」と言いたい場合、英語では Spend を使って「2000円使う」という言い方をするのが一般的です。
(このクーポンを使うためには2000円分の買い物をしなきゃいけないんだ。)
「〇〇円分の商品券」というのもよくある使い方ですが、これには二つ言い方があります。一つは「〇〇 yen gift card」、もう一つは「for」を使って「Gift card for 〇〇 yen」と言う言い方です。
(店舗でもネットショップでも使える1000円分の商品券が送られてくるみたい。)
(両親が、クリスマスに5000円分のアマゾンのギフトカードをくれた。)
〇〇割引き、〇〇割増し
日本語では特に値段について非常によく使われる1割、2割、という数え方は、英語では基本的にはしません。代わりに%を使います。
「〇〇割少ない」なら「〇〇% less」、「〇〇割多い」なら「〇〇% more」、「〇〇割引き」なら「〇〇% off」となります。
(お店が閉店セールしてて、このシャツ5割引きで買ったんだ。)
(このポテチ、2割増量になってるのに同じサイズの袋に入ってるってどういうこと?)
〇〇点満点中〇〇点
「Out of」を使ってこんな風に言います。
(計算テスト45点だった。)
(おお、まあまあじゃん。え、待って、50点満点だよね?)
(いや、100点満点・・。ヤバいよね。)
また、10点満点中何点?と聞くには「On a scale of 10」という聞き方をします。
(今日の夕ご飯、10点中何点?)
(10点だよ!すごくおいしい。)
上の例のように、「今のは〇〇点」と言いたい時には、数字の前に冠詞の「a」をつけて表します。
(今のバク転は10点満点でいうと何点?)
(うーん、7点かなぁ。)
数字の出てくる表現、たくさんありました!日常会話でぜひ使いこなしてみてください。
それでは今日はこのへんで!