少し前に、聞こえなかった時に聞き返すこなれフレーズを紹介しました。
⇒ https://konare-english.net/pardon/
今回は、言われたことの一部だけ聞き取れなかった時の、ピンポイントの聞き返し表現です。
(アンが今日の午後このあとクリスとエイプリルと一緒にビーチ行くって言ってたよ)
という文があったとして、最初の「誰が」っていうところが聞こえなかったとします。そんな時ただ「え?What was that?」などと言うと相手はどこが聞こえなかったのか分かりませんよね。そこで代わりに
(え、誰が?)
と言えば、その部分だけもう1回言ってもらえばいいですね。
全部言い直してもらうより相手にも親切です。
今度はさっきの例文の最後の部分「Later this afternoon」が聞き取れなかったとします。
その場合は2通りの聞き返し方があります。
(いつ行くって?)
または
(いつ行くって?)
※この場合は普通の質問のイントネーションとは少し違う言い方をするので、音声を聞いてみてくださいね。
こんな風に、「ビーチに」というところだけ聞き取れなければ、
(どこ行くって?)
(どこ行くって?)
「友達と」というところが分からなかったら
(誰と行くって?)
(誰と行くって?)
複数の部分が分からなかったら(たとえばジュリーが〇〇と午後〇〇に行く)
(誰とどこ行くって?)
という風に、分からなかったところを全部疑問詞に置き換えて聞けばいいわけです。
全部いっぺんに聞かなくても、
(誰と行くって?)
(クリスとエイプリル。)
(へー。いつ行くって?)
(今日このあと。)
このように1個ずつ聞いていくという手もあります。
聞き取れない時によくあるパターンとして、何度も言ってもらうと回を追うごとにまた一つまた一つと聞き取れていく、ということがありますよね。でも3回も4回も聞き返すのはちょっと気まずい・・
なので、たとえば1回目はほとんど分かんなかったから
I’m sorry, what was that? と聞くけど、
2回目以降は
Who said that?
Where are they going?
という風に1個ずつ聞いていくと、気まずさも緩和されるし、1個ずつ言ってもらった方が聞き取れる確率も高くなります。
聞こえなかった、ということは英語が第一言語の人でもしょっちゅうあることなので、ひるまずにどんどん聞き返していきましょう!
それでは今日はこのへんで!