英語の物の数量の単位で、A piece of paper(紙一枚) とか A slice of pizza(ピザひと切れ)のように A 〇〇 of ~型の単位を使うことはよく知られてると思います。
今日は、A piece of や A slice of の他にもある、会話の中でとてもよく使う数量の単位を紹介していきます!
A bunch of
本来の意味は食べ物の「ひと束」とか「ひとふさ」という意味で、たとえば「ホウレン草一束」「ブドウひとふさ」「バナナひとふさ」などが本来の使われ方です。
でも日常会話では他にも、「たくさんある」という意味で何についても使うことのできる便利フレーズなんです。A bunch of 〇〇という言い方、日常会話で超頻出ですので、抑えておくとぐっと英語がこなれると思いますよ!「A whole bunch of 」というのも同じぐらいよく使われますのであわせて覚えておきましょう。
(今ガソリンスタンドを通り過ぎたんだけど、車がすごいたくさん停まってたよ。)
(家に残り物がたくさんあるよ。)
A stack of
これは重ねられたものの山、という感じの意味で、日常のシーンでは特に本や雑誌、書類、カード、紙幣など紙類の重ねられたものについてよく使われます。
(テーブルの上にスペース作りたいから、この本の山を向こうにどかしてもらっていい?)
(俺が机の上に置いてた名刺の束、片づけた?)
ちなみに、日常的にはあまり使うことはない人がほとんどだと思いますが、Stack と言えば Stacks of hay =干し草の山についても Stack を使います。本や映画などにはよく出てくるかもしれません。
A load of
この Load は「搭載する」「入れ物に物を入れる」といった意味で、日常生活で一番よく使うのは、車に何かを載せる、という時と、あとは食洗器や洗濯機に洗いものを入れる、という二つではないかと思います。つまり、車に乗せて運ぶ1回分の量、または食洗器や洗濯機に入れて洗う1回分の量を、1 load と数えるわけです。
(今朝洗濯機2回まわした。)
(今1回目の荷物を車で運び終わって、あと3回分ぐらいある。)
※ちなみに、イギリス英語では A load of 〇〇とか Loads of 〇〇 と言った場合、「たくさん」という意味になり、ここで紹介したアメリカ英語の意味とは違います。
A batch of
これはたくさん何かを作る時の1回分、というような意味の単位です。たとえば大量生産の工場の1ロットとか、同じ料理やお菓子をたくさん作る時の1回目分と2回目分、というような使い方が一番多いかと思います。
(クッキーの味はどう?1回目より2回目の方が甘くなったと思うんだ。)
(去年まったく同じシャツ買ったんだけど、今回のやつはすぐ伸びちゃった。はずれのやつだったのかも。)
日常生活ですごくよく使う割には日本での知名度は低めかな?と思ったので紹介してみました。こなれた感じになるだけでなく、使いこなしてみるととっても便利なので、ぜひ使ってみてください!
それでは今日はこのへんで失礼します!