英語の発音、なかなか難しいですよね。私は、ひとつひとつの発音を完璧に極めるよりも、ところどころ発音があいまいでも、文全体のリズム感が合っている方が伝わりやすい英語になると思ってます。
でも、たまによく似た音の二つの言葉で、状況的にどちらもありうる!という時に、発音の区別がしにくくて伝わらない!という時はありますよね。また、相手が言ってるのがどちらか分からない!という時もあると思います。
たとえば Bowl と Ball。
「ボウル」と「ボール」は、日本語でも表記は違えど発音はほぼ同じなので、分かりにくいですよね。しかもどちらも日常でよく登場する物なので、混乱する可能性大です。
そこで今日は、そんな時にどちらかはっきりさせるために便利な2つの表現をご紹介します。
※記事の一番下にYouTube動画を貼ってます。動画の方がいい方はどうぞ!
Like, for
この Like はとても口語的な使い方になりますが、「~のような」という意味の方の Like です。そして for は「~のための」という意味で使っていて、用途によって区別する時の表現です。Like for と両方使っても、Like だけ、または For だけでもオッケーです。
(前のが壊れたから新しいボウル買ったんだ。)
(ボールって、スポーツに使うようなボール?)
(いや、ほら、スープ飲むのに使うようなボウル。)
また、 Like を入れないと「~のような」のニュアンスがなくなるので、下の例のような感じで、よりはっきりと用途を指定する言い方になります。
(このへんで青いボールみなかった?)
(ボウルって、料理に使う?)
(そうじゃなくて、スポーツに使う方のボール。)
For を入れないで Like だけで言うなら、あいまいな単語に言葉を足して熟語を作ることによって区別する聞き方もできます。
(新しいボールがすごくほしいんだよね。)
(ボウルって、お茶碗みたいなボウル?)
(いや、野球とかの方のボール。)
As in
この短いフレーズは「~で言うところの?」というような意味で、これも確認する時にとても便利な表現です。「For like」も「As in」も、発音が似ていてわかりにくい時だけでなく、意味が複数ある単語について、どちらの意味で言っているのか確認するためにも、同じように使うことができます。
(うちの娘がジャスミンが大好きなんです。)
(ジャスミンって、プリンセスの?)
(いえ、お花の方のジャスミンが好きなんですよ。)
ちなみに「For like」 はどちらかだけでも成立しましたが、「As in」は全体で一つのフレーズなので、どちらかだけでは使うことはできません。
いかがでしたか?
意味や発音の違いが微妙過ぎて区別しきれない時に、どんどん使ってすっきりしてみてください!
それでは今日はこのへんで失礼します!