今日のテーマは、「英語の幼児語」です。
日本語には、「車」は「ブーブ」、「靴」は「くっく」などの幼児語がたくさんあります。
また、日本語には擬音語や擬態語がとても多いので、小さいお子さん相手にはそれらを使って話しかけることも多いですよね。
たとえば「注射したの?」を「チックンしたの?」、「泣いてたの?」を「エンエンしてたの?」、「髪切ったの?」だったら「髪チョッキンしたの?」などと言うこともあります。
実は、英語には日本語ほど幼児語の種類がありません。擬音語をそのまま動詞や名詞にすることも日本語より少ないと思います。
そこで今日はいくつかしかない英語の幼児語をご紹介していきます。
名詞に -y を付ける
小さい子が話す、または小さい子に対してしゃべる際に、名詞の最後に「-y」 または「-ie」をつけて、語尾が「イー」になるようにすることがあります。
たとえば
Mom は Mommy
Dad は Daddy
になります。
すべての名詞に付けるわけではなく、-y がつく単語はほぼ固定化していると思います。
上記以外で -y が付く例としては、
Bird は Birdy
Dog は Doggy
Horse は Horsey
Fish は Fishy
などがあります。全部動物ですね。
Owie / Boo boo
これは日本語の「イタイイタイ」にあたる幼児語で、傷やあざなどのことです。
「Owie」 は「痛い!」を意味する「Ow!」に幼児語特有の -ie をつけたものです。
(痛いのどこ?)
(どうしたの?頭にイタイイタイあるの?)
Potty
これは「トイレ」または「おまる」のことを指す幼児語です。
トイレに行くことを Go potty
トイレトレーニングのことを Potty training
と言ったりします。
(トイレ大丈夫?)
(トイレトレーニングの調子はどう?)
Pee pee / Poo poo
Pee peeが「おしっこ」、Poo poo が「うんち」のことです。大人が使うには繰り返さず「Pee」「Poo」と言うところを、二度繰り返すと幼児っぽい言い方になります。
Yucky
「汚い」という意味の幼児語です。「ばっちい」にあたるでしょうか。
(汚いから床に落ちてた食べ物食べちゃダメよ。)
(土で遊んだら手が汚くなるよ。)
Yummy
これは日本でもよく知られていますが、「おいしい」という意味の幼児語になります。
(食べ物全部すごくおいしそうだよね。)
(このおいしいトマト食べてみて。)
Goo goo ga ga
これは幼児語というよりは、いわゆる日本語の「バブバブ」にあたる言葉です。
まとめ
ここで紹介したのは幼稚園世代ぐらいまでのボキャブラリーなので、小学生以降は段々使わなくなります。Yummy や Yucky あたりは小学生が使ってもおかしくはありませんが、若干子どもっぽい言葉遣いになります。Potty や Owie に関しては、小学生以上の子が使うのは違和感のある感じになります。
小さい子相手に話している時や、小さい子のことを話している時などには、大人がこのような幼児語を使ってもおかしくありません。
まわりに小さいお子さんのいる方は、ぜひ使ってみてください!
それでは今日はこのへんで!