「コスパ」とは「費用対効果」のことですが、英語の「Cost performance(コストパフォーマンス)」から来ています。だったら「コスパがいい」は「It has a good cost performance」かな?と思いますよね。
確かにそれで正しいんですが、実は英語の日常会話では「Cost performance」という言葉はあまり使われません。「Cost performance」とか「Cost effective」といった言い方は、文章を書く時とかビジネスの場面とか、もう少しかしこまった状況で使われるフレーズなんです。
そこで今日は会話でよく使われる「コスパがいい」を意味する英語を紹介していきます。
Best bang for your buck
これが「コスパがいい」という意味で一番よく使われる口語表現だと思います。
「Bang」というのは「バン!」という大きな音を表す擬音語です。
「Buck」というのはお金のことで、アメリカでは「ドル」のことを「Buck」と言うことから来ています。(たとえば、10 dollars=10 bucks)
つまり、そのお金(Buck)に対して一番価値(Bang)があるもの、ということですね。
たとえばレストランで ↓
(どのメニューも全部すごくおいしそうで選べない~!)
(ランチスペシャルが多分一番コスパがいいよ。)
スマホを買い替える時にも ↓
(新しいスマホを買おうと思うんだけど、どれが一番コスパがいいと思う?)
(俺は絶対 iPhoneしか使わないから分かんないな。)
※Bang for your buck でも Bang for the buck でもどちらでもOKです。
二つの物を比較する時は Better を使ってこんな風に言うこともできます。
(この二つの選択肢に絞ったんだ。)
(こっちの方がコスパはいいと思うよ。)
「コスパ」は元々英語ですが、実は同じ状況ではあまり使わないという、言わば「和製英語」だったんですね。インパクトのある「Bang for your buck」、使ってみるときっとこなれ感がぐっと増すと思います!
それでは今日はこのへんで!