「ダジャレ」とは、似たような音の言葉をかけてウィットに富んだ(?)ことを言うことだと思うのですが、英語にも「ダジャレ」的現象はあるのでしょうか。
今日はそんな疑問をテーマにしていきたいと思います。
Rhyming
似た音の言葉を畳みかけるように使うという意味では、英語には「韻を踏む=Rhyming」という現象があります。これは最初の音以外の音が同じ言葉同士(つまり後半が同じ音の言葉同士)をかけるもので、英語の歌の歌詞は韻を踏んでいることが多いです。
たとえば韻を踏んでいる言葉の例としては Reason と Season、 Sing と Thing などがあります。ラッパーの人は韻を踏む天才ということですね。
でも「韻を踏む」のは必ずしもおもしろおかしくするためではないので、「ダジャレ」とはちょっと違いますね・・・。
Pun
次に、英語には「Pun」という現象もあります。これは、必ずしも音が似ている言葉でなくても、言葉の意味を掛けてうまいことを言う、というものです。
たまに、意図せずしてうまいこと言ったみたいになっちゃう時が、誰しもありますよね。そういう時に「今のは別にわざとシャレを言ったわけじゃないんです」と、後付けで言い訳を言うための、なんとも便利なフレーズが英語にはあるんです!それが「No pun intended.」です。
たとえば、
(彼のパイロットとしてのキャリアが花開き始めていました。)
と言ったとします。誰かのキャリアが「Take off」するというのは、キャリアが「花開く」「成功する」という意味でよく使われるフレーズなのですが、「Take off」には「飛行機が離陸する」という意味もあります。
このように期せずしてうまいこと言ってしまった場合に、このように付け足すことができます。
Dad jokes
さらに、ダジャレと言えば中年男性が言うというイメージもありますよね。日本語の「オヤジギャグ」というのはそのワード自体が死語になりつつあるのかもしれませんが、英語にも実はそれとほぼ同じフレーズがあります。それが「Dad jokes」というものです。
文字通り、「お父さんが言いそうな(あまり面白くない)冗談」という意味です。言葉遊びの要素のあるダジャレ的冗談であることが多いのも「オヤジギャグ」と共通しています。
「お父さんがダジャレを言った瞬間」↓
お父さん世代の男性がダジャレに走りがちなのは、人類共通の現象なんでしょうか⁉
世の男性のみなさん、
(ダジャレはほどほどにしてくださいね!)
それでは今日はこのへんで失礼します!