悩み解決!How are you? への基本の切り返し

 

アイムファインセンキューアンジュー

中学英語で、

How are you?と言われたら
I’m fine, thank you. And you?

と習いませんでしたか?

私の中学でも英語の時間の最初に先生が How are you? と言って
生徒たちが全員で I’m fine, thank you. And you? と言う、というのをやっていました。

世代や地域差もあるかもしれませんが、当時の私たち中学生にとってはアイムファインセンキューまで言ったらもう自動的にエンジュー?まだ言っちゃうぐらい定着していたように思います。アラサーの私の時代はこうでしたが、今の中学生達はどういう風に教わってるのでしょうか。

私はこれを授業で教え込まれてた13歳の頃、このわざとらしい「元気ですか?」「元気です」のやり取り、ほんとに英語圏でやってのかよ、と思ってました。

 

真相は、、、

 

 

 

ほんとにやってます!


日本語だったら「こんにちは~暑いですね~」という感じで挨拶の一部として天気の話をちょっとしたりすることが多いですが、英語ではそれが「元気ですか」になる、という文化の違いですね。

Hi! How are you? (ハイハワユ?)までが一つの挨拶のような感覚で使われています。

How are youの聞き方にも
 How’s it going?
 How are you doing?
 How’s everything going?
   What’s going on?
 What’s up?

などたくさんバリエーションがありますが、今回は返し方に注目したいと思います。

I’m fine について

まず中学で習った I’m fine という言い方ですが、実は「元気です」という意味ではあまり使わないんです。個人的には I’m fine と聞くとまず思い浮かぶのが「私は大丈夫(だから心配しないで)」というニュアンスです。

たとえば人前で派手にこけてしまった時、ざわめく周りの人々に対して
 I’m fine! (大丈夫大丈夫!)という感じ。

他にも
My daughter’s been sick all week. (今週うちの娘がずっと調子悪くて)
Oh no! Is she OK? (えー!大丈夫?)
Yeah, she’s fine. Just a lingering cold.(大丈夫なんだけど、風邪が長引いてるみたい)
こんなニュアンスです。

あともう一つ I’m fine というと思い浮かぶのは、「大丈夫?大丈夫?」と心配されすぎて、ちょっとあきれ気味または怒りながら「大丈夫だってば!」というニュアンス。
 Are you sure you’re OK? (ほんとに大丈夫?)
 I said I’m fine! (だから大丈夫だってば!)

つまり I’m fine は積極的に元気というよりは、「大丈夫」ぐらいの意味合いが強いんですね。
Hi! How are you? に対して I’m fine… と意味深に答えると、What’s wrong? What happened?「どうしたの?何があったの?」と心配されちゃうかもしれません。


じゃあ普通に元気と返したい時はなんと言えばいいのか!

やっと今日の本題ですね。。

一般的によく聞く表現とそのニュアンスを紹介していきます。

 

I’m good. 

超普通な「元気です」。文法的には実は間違いで、I’m well というのが正解ですが、少なくともアメリカ西海岸でI’m wellという返し方は一回も聞いたことありません。I’m doing well. という風に doing を入れた言い方は聞くこともあります。I’m doing goodでも全く同じニュアンスです。

 

I’m doing great. 

Good を Great にしただけ。他にも、Fantastic や Amazing などの「超いい」形容詞を色々入れることができます。

 

I’m alright. または I’m OK.

これも good を alright とか OK にしただけかと思いきや、若干ニュアンスが違います。
Alright, OK と言うと、「まあまあ」という感じになるんです。ちなみに「まあまあ」の英語といえば日本では So-so というのが有名ですが、実は So-so というのはアメリカではほとんど聞いたことがありません!イギリス英語なのかな?


 

Pretty good. 

これは「プリティ」についての記事でも紹介しましたが、「けっこう良い」という意味なので普通に「元気です」という感じになります。え、プリティってかわいいって意味じゃないの?と思った人は「プリティ」についての記事を読んでくださいね。⇒ https://konare-english.net/pretty/

 

その他の返し方

厳密に言うと、聞かれ方として How are you guys doing? と複数形になってたら We’re….. という風に主語を替えなきゃいけないし、What’s going on? や What’s up? などに対してはまた別の対応が必要になってきます。。でもそういうバリエーションもあくまでただの挨拶として言ってるだけなので、そんなに気にしないでオッケーです。気になれば、Good.  Pretty good.  Great. など、主語をはぶいてしまえばいい話しです。

※What’s going on? What’s up? というやつへの切り返し方については別記事で書きたいと思います!

この How are you? への返し方にはけっこう個性が出るものなので、他にもたっっくさんバリエーションはあると思いますが、まあこのへんが基本形ではないでしょうか。

 

親しい人だったり、ちょっと話す時間がある時には、形式的な「元気です」よりもうちょっと踏み入って近況報告みたいなことをすることもあります。
 Hey how are you?
(おはよう~元気?)
 Oh I’m so tired. I was up all night trying to find my phone..
(昨日携帯見つからなくて徹夜で探してたから超眠い。。)
 Aw I’m sorry. Did you find it?
(大変だったね。見つかったの?)

というような感じ。親しみの度合いによって、自分が言いたいことだけ言えばいいと思います。

ちなみに、このやり取りは知り合い同士だけではなく、お店のレジの人やレストランの人などにも必ず
Hi how are you? に類することを言われます。こういう「ビジネス・ハワユ」への返し方としては、向こうは全然知らない人ですし形式として言ってるだけなので、
 I’m so stressed right now.. (今超ストレスたまってて・・)などと個人的なことを言うよりは「元気です」で返してしまった方が無難だと思います。

アンジュー?について

最初の アイムファインセンキューアンジュー?の話しに戻りますが、
アンジュー?の部分はどうしたらいいのか、最後に考えてみたいと思います。

自分のことを聞かれたら相手のことも聞くのが礼儀ということで、「あなたは?」という返しをすることも多いです。でも And you? という聞き方はほとんど聞いたことがありません。

よく聞くのは、Hi how are you? に対して
I’m good. You? と、なんと You? だけで聞き返す言い方です。

それだけじゃ心もとないよ、という人は
I’m doing great. How about you?
というのもいいと思います。

私が一番よく使うのは
I’m good! How are you?
という風に How are you? をそのまま繰り返しちゃうというやつです。

定型文的なあいさつ表現で、英語で会話をするなら避けて通れないハイハワユ。自分なりの定番を見つけてみてください。

 

それでは今日はこのへんで!

 

 

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