「あ、ごめん、ボーっとしてた。」
「あいつボーっとしてることが多いよな」
「ボーっとした感じの子だよね」
などなど、
今日は、アメリカ英語の会話でよく使われる「ボーっとする」の自然な言い方を紹介していきます。
Zone out / Zone
一時的に「ボーっとする」という意味で一番よく聞くと思われるのがこれです。
Hey, are you listening?
(ねえ、聞いてる?)
Oh, sorry, I was zoning out for a second there.
(ああ、ごめん、ちょっと今ボーっとしてた。)
Why is Brad staring at the table over there?
(なんでブラッドはあそこでテーブルを見つめてるの?)
I think he’s just zoned out. He said he didn’t get much sleep last night.
(ただボーっとしてるんだと思うよ。昨日あんまり寝てないって言ってたし。)
I started zoning while my boss was giving us a pep talk but he didn’t seem to notice.
(うちの上司が説教してる間にボーっとしてたんだけど、気づいてなかったみたい。)
As long as you don’t get caught, right?
(バレさえしなければね。)
※Pep talk というのは、チームメイトや部下たちなどを鼓舞するためにするスピーチのようなものですが、ここでは上司の「説教」としました。
Space out / Spacey
Space out も Zone out とほぼ同じように使うことが出来ます。Spacey というのは「ボーっとした」という形容詞になります。泥酔状態とか、薬物を使ったことによってフワフワしている状態についても使われますが、単に「ボーっとしてる」という意味でも使います。
Did you take notes at the seminar today?
(今日のセミナーでメモ取った?)
No, I spaced out halfway through it.
(ううん。途中からボーっとしちゃった。)
You were spacing out again just now, weren’t you?
(今またボーっとしてたでしょ。)
Oh, sorry sorry. What were you saying?
(ああ、ごめんごめん。何?)
夫婦間の会話 ↓
I think I’m going to ask Jenna to babysit tomorrow when I go to the meeting.
(明日ミーティング行く時、ジェナにベビーシッター頼もうと思うんだけど。)
I don’t know. She’s kind of spacey.
(どうかなぁ。ジェナってボーっとしてる所あるじゃん。)
※ここでの「I don’t know」は、「それはいい案かどうか分からないなぁ」と、やんわりと反対意見を表す表現です。
Out of it
文脈によって「ボーっとしてる」にも、「泥酔または薬物でハイになってる状態」にもなりますが、「いつもと違う様子」であることを表すフレーズです。
Tim’s kind of out of it today, isn’t he?
(ティム今日ボーっとしてるよね。)
Yeah. I wonder why.
(そうだね。なんでだろう。)
Did you call the landlord today like I asked?
(今日大家さんに電話してくれた?)
Ohh I forgot. Sorry, I’ve been kind of out of it today.
(あー忘れた。ごめん、今日はちょっとボーっとしちゃって。)
Absent-minded
「Mind(心)」が「Absent(そこにいない)」で、「心ここにあらず」つまり「ボーっとしてる」「上の空」という意味になります。これは一時的な状態にも使われますが、「ボーっとした人」という性質を表すにもよく使われます。
Chris is usually pretty thorough but he can be absent-minded sometimes.
(クリスって普段はけっこう抜かりないんだけど、たまにボーっとしてることがあるんだよね。)
I used to get “absent-minded” on my report cards all the time.
(昔は通知表に「上の空のことが多い」ってしょっちゅう書かれてたんだ。)
Did you ever grow out of it?
(成長してそんなことなくなった?)
Daydream
「Day(日中)」に「Dream(夢を見てる)」= 「ボーっとする」という意味の動詞です。頭が空っぽの状態というよりは、何かをボーっと考えていたり、妄想や空想をしていたり、というニュアンスがあります。
Hey April, stop daydreaming and give us a hand!
(ちょっとエイプリル、ボーっとしてないで手伝ってよ!)
What were you daydreaming about?
(ボーっと何を妄想してたの?)
I wasn’t daydreaming, I was just thinking about what to make for dinner tonight.
(いや、妄想じゃなくて、今日の夕ご飯、何作ろうか考えてただけ。)
ボーっとしてる人がいたら、今日紹介した表現を使ってどんどん突っ込んでみてください。
それでは今日はこのへんで!