コロナ英語シリーズ第5回の今日は、医療に関するコロナ英語です。
前回までの記事はこちら ↓
第1回:パンデミックとエピデミック
第2回:検査に関するコロナ英語
第3回:外出禁止やロックダウン系の英語
第4回:ソーシャルディスタンスだけじゃないコロナ英語
Hospitals being overwhelmed「医療崩壊」
「Overwhelmed」は「圧倒される」「凌駕される」などの意味で、病床や医療スタッフが対応できる数を超えて患者が大量に発生してしまい、適切に医療を行えなくなってしまう状態、つまり医療崩壊のことです。
(看護師の友達が、勤務先の病院がコロナウイルスで医療崩壊目前の状態だって言ってた。)
関連して、「病床を確保する」は「Secure hospital beds」と言います。
ちなみに日本では、新型コロナのような指定感染症は、感染症指定の医療機関の、感染症指定の病床で治療を受けるというシステムになっているようですが、アメリカにはそのような特別な医療機関や病床というものはありません。
Ventilators「人工呼吸器」
コロナウイルスの感染が始まってからニュースで毎日のように見るようになったワードです。アメリカ国内でもだんとつに感染者が多いニューヨーク州のクオモ知事が、「人工呼吸器が足りない!」と訴えていました。
(政府は十分な数の人工呼吸器を確保したと発表した)
ちなみに Ventilate という動詞は、日常会話では「換気」という意味でよく使われる単語です。
PPE「防護服」
Personal Protective Equipment の頭文字を取ったもので、危険な物から身を守るための装身具全般(ヘルメットや手袋、ゴーグルなども含む)を指しますが、コロナ関連のニュースでは、医療関係者がつけるガウンやマスク、キャップなどのことです。
(医療従事者の防護服が足りていない)
明日はコロナ関連英語シリーズ最終回ということで、コロナ関連の日本語やカタカナ語を、英語ではどのように表現するのかに焦点をあてます。
それでは今日はこのへんで!