「実名さらす」の英語スラングがあるんです

 

コロナウイルス蔓延中の今、お互いの行動を監視し合うような雰囲気がなんとも重苦しい今日この頃ですね・・。

ネットニュースなどに、「この期に及んで旅行してる奴」とか「帰省先で感染確認とかふざけるな」といった、怒りのこもったコメントがたくさんつくのも珍しくありません。その中でも一番過激と思われるのが、「こいつの実名や住んでいる場所、勤務先などを公表しろ」という種類のものではないでしょうか。

実は英語圏にも、「ネット上で炎上した一般人への嫌がらせや、復讐などを目的として、その人の個人情報を公表する」という現象は存在していて、それを表す一つの動詞があるんです。

その動詞とは、

Doxing

というもの。

Document を Doc と略すことがあり、その複数形が Docs (Dox) であることから来ているようです。Doxxing と X 二つで書くこともあります。

Doxing という名詞として、または Dox という動詞として使います。


Tim
I know a guy who got doxed after his prank video went viral.
(イタズラ動画が炎上して個人情報晒された人を知ってる。)

※「Go viral = バズる」についての過去記事
バズるって英語で何て言う?

 

Tessa
I saw a video where people who have been doxed share their experience and it was very chilling.
(個人情報をさらされた人たちが実体験を語ってるビデオを見たんだけど、ぞっとしたよ。)

 

Ann
I heard that someone at work tried to dox the boss after being let go. 
(職場の誰かが、解雇されたあと上司の個人情報ネットに晒そうとしたらしいよ。)

 

April
Doxing is wrong.
(人を恨んで個人情報を公表するのは間違っている。)


SNSで一瞬にして拡散される時代だからこそ、本当に怖い Doxing 。すでにその被害にあっている人もたくさんいます。実名だけでなく、学校名や勤務先、住所、家族の情報に至るまで、本気で調べようと思えば調べられてしまうようです。

どんなに憤っても、超えてはいけない一線ってありますよね・・。

 

今日は気分の悪い話しになってしまいましたが、SNS時代ならではの英語スラング、これからも発信していきます!

 

ではでは今日はこのへんで!

 

 

 

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